人生の豊かさや幸福度の向上に必要なこととは?

より充実した人生を送るため、必要であろう健康、運動、勉強などについて、読書や経験を通して得たことを記します。

北岳登頂記(2018年11月2日(金))

 今回の予定は北岳間ノ岳間の稜線で絶景を見ること。
2時起床、2時15分には出発し、3時45分に甲府昭和IC。インター降りてすぐの山岡家で朝食。味噌ラーメンなのに油がかなり浮いている。しかも、店が豚骨の匂いに支配されているため、味噌ラーメンなのに、豚骨ラーメンの味がする。ちょっと先にあったすき家にしとけばよかった・・・。4時半に芦安駐車場着。始発のタクシーで広河原へ。

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6時20分登山開始。今回は前回とは違う二俣方面を目指す。前回見逃してしまった標識を注意しながら進む。標識を確認し、二俣方面へ。事前情報どおり、緩勾配の川沿いを進む。白根御池小屋コースより明るくて、こっちの方が好きかも。ただ、気温がかなり低くて、橋の上は凍っており、水しぶきが飛んでいるところは氷のかたまりになっているので、注意が必要だった。順調に7時20分に二俣に到着。とにかく気温が低く、この写真を撮るために止まっているだけで、手が凍ってきた。

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夏場だと二俣のこの谷に雪渓があるらしいが、今回はなかった。ここから傾斜が急になる。岩場でコースがわかりずらく、ピンクのスズランテープを目印に進んでいく。標高が上がると、雪が薄く敷かれるようになる。谷沿いを進むコースのため、小川が流れている箇所を何回かまたぐのだが、凍っていてかなり危険。最大の難関は八本歯のコル手前の梯子の前あたり。やはり川をまたぐのだが、完全に凍っている。かなりの勾配があり、足を踏み外してすべったら谷の下までまっさかさま。ここは命の危機を感じた。とにかく、氷から顔を出している岩がもろくないか何度も確認し、足と手でその確認した岩をつかみバランスをとりながらなんとか突破!夏場ならこんなところなんともないんだろうな。

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この後の梯子も、高所恐怖症の自分としてはけっこうスリリングではあったけれど、この氷のあとだったので、すんなり通過。ようやく稜線へ出る。

稜線へ出た時の幸福感は半端ではなかった。ずっとこれが見たかった。天国に来たような気分になる。

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12時前には広河原に戻りたかったということやここまでの恐怖体験から、間ノ岳までいくことを戸惑ってしまったが、この絶景を見て間ノ岳方面を目指すこととした。すぐに八本歯ノ頭。

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ここから続く稜線の先に間ノ岳がある。「北岳雄大さに比べ、間ノ岳は意外とのっぺりとしていて、低いな」という印象を持ち、高い山の上からの絶景が好きな自分としては、ここからけっこう距離がありそうだし、今日頑張って行くまでもないかな?と思ってしまう。が、とりあえず行けるところまで行ってみることに。(自分が間ノ岳だと思っていたのはボーコン沢の頭というところだったらしく違う方向に進んでいたらしい。ということを、このブログを書いていて気付いた)

しばらく進むと目の前に雷鳥?発見!

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雷鳥見れたからいいや。ということで、ここで折り返す。この時8時50分。さて、ここからどうするか。この快晴のなか北岳の山頂に行かないわけはない。ということで、北岳山頂を目指す。見てのとおり、かなりの急勾配が続く。山頂付近は雪があり進みずらい上、すべったら滑落、なんてところもあり慎重に進む。なんとか山頂にたどり着いたのは10時。

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やっぱり北岳は偉大だった。富士山はもちろん、とおく中央アルプス?と思われる雪をかぶった峰々が見渡せる。近くの雪をかぶった山はなんだろう?と登山中はずっと思っていたが、このブログを書いていて間ノ岳だったと知る。あれだけ雪があると確実に行けなかったな。来年の楽しみとしてとっておこう。

山頂も寒すぎてすぐ退散。帰りは、もう氷の難所を通りたくないので、9月に来た時遠った、白根御池小屋方面から帰ることに。ただ、こっちも過酷だった。小太郎尾根分岐までずっと足場が雪。しかも、アイスバーンもかなりある。ランニングシューズではつるっつるっに滑る。しょうがないので、歩行が無理なので、足、尻、手、背中でバランスを取りながら、すべり降りる。ちょっと怖かったけど、これはこれで楽しい部分もあった。(写真はだいぶ降りてきた箇所。上の方はもっと雪の量が多かった。)

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小太郎尾根分岐からは雪もなく、暖かくなり、普段どおり駆け降りる。ただ、雪と氷で転んだり、いつもと違う筋肉を使ったり、時間が長くかかってしまったり、でけっこう疲労がたまっている。しかも12時に広河原に戻れるか、微妙な時間(山頂から小太郎尾根分岐までにかなりの時間をかけてしまった。)。最後の最後で、足がなにかに引っ掛かり派手に転倒。膝を強打して、しばらく動けなかったけど、ひどい怪我ではなかったので、そのまま下山。なんとか12時ちょうどに広河原に到着し、12時発のバスに滑りこめた。

この日は前行った温泉が休み。そのため、駐車場にある温泉施設でシャワーを浴びて、信玄餅を買い、今回の登山を終えた。

 

おまけの話
ショックなことに、10回以上の転倒、氷雪滑りのどこかで、9月に買ったばかりのiPhoneを一部割ってしまった・・・。ちなみに撮影はすべてiPhone。もう雪山はこりごり。